2007/6/10新聞記事

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タイムスと新報の記事です。新報には出ていますが、それでも最近は「反対派」という言葉があまり使われなくなりました。沖縄のメディアは頑張ってくれていると思いますが、もうひとつ言わせていただければ「基地建設に反対する市民団体のメンバーら」という言葉も少し違います。市民団体のメンバーも沢山いますが、多くは自分の意志で平和を創る行動をしたいという「一市民」です。「平和を創るために集まっている市民団体と市民たち」がとりあえず正しい言い方でしょうか。

(沖縄タイムス・6/10)「辺野古沖調査を再開/普天間移設」米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブへの代替施設建設に伴う海域の現況調査(事前調査)で、那覇防衛施設局は九日、一時中断していた機器設置作業を再開した。五月二十日以来で、海生生物の藻場の利用状況などを調べる水中ビデオカメラや海象調査機器を設置した。一方、調査に反対する市民団体のメンバーらはカヌーを繰り出し、調査ポイント周辺で作業船にしがみつくなど阻止行動を行った。施設局は十日も作業を継続する。九日午前七時すぎ、施設局がチャーターした作業船や警戒船が海域での作業を始めた。海上保安庁の巡視船など五隻が沖合に展開し、ゴムボートなど約二十艇を出して警戒に当たった。午後零時半ごろ、辺野古崎沖合では作業船が水中ビデオカメラとみられる機器をクレーンで下ろし、ダイバーらが固定するための土のうや鉄筋などを持って潜水を繰り返していた。ヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は「海上自衛隊投入に続き、自制していた週末の作業実施など国は何でもありで進めようとしている。海保が反対派の船だけ毎回検査し、足止めするのは公平な法の執行ではない。海保への抗議も検討する」と険しい表情で述べた。五月十八日から二十日の作業では、サンゴの産卵を調べる着床具が生きたサンゴの一部を損傷したことが確認され、市民団体などが作業中止を訴えていた。

(琉球新報・6/10)「普天間・事前調査 機器設置を再開」那覇防衛施設局は9日午前、米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古沖で、環境現況調査(事前調査)に使用する機器設置作業を再開した。5月18—20日まで実施した機器設置作業以来、20日ぶりの作業再開となる。基地建設に反対する市民団体も、カヌーによる海上抗議を行った。自衛隊の参加は確認できなかった。9日午前7時ごろ、現場海域の辺野古沖合に海上保安庁の巡視船4隻が停泊。同7時半ごろから保安庁の作業船や警戒船、ゴムボートなど約20隻が集結し、作業船から潜水士が海中に潜る姿が見られた。市民団体も同8時半ごろにカヌーやボートなどで抗議行動を展開したが、保安庁が名護市の汀間漁港の反対派の船を抜き打ち検査し、1隻が書類不備で出港できなかった。海上で反対派は作業をやめるよう作業員に呼び掛けたり、船にしがみつくなど抗議。現場上空は保安庁のヘリコプターが旋回し、辺りは緊張感に包まれた。辺野古漁港内に設置されたテントには阻止行動を支援しようと市民らが訪れ、沖合での阻止行動を見守った。現場を視察に訪れた沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「那覇市で教科書検定意見の撤回を求める県民大会が開かれ、人が集結する日に作業を再開するなんてひきょうだ。作業の内容を公表しない施設局に保安庁も協力するべきではない」と怒りをあらわにした。作業は午後5時ごろに終了した。5月下旬の機器設置作業の際、施設局はサンゴ着床具の設置で海底のサンゴを損傷したと環境保護団体から指摘された。8日午後、施設局は県に求められていた調査の具体的な工程や機器設置の方法、環境配慮の内容など4項目を文書で報告したが内容は公表されていない。