2007/6/3夜その1

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まず沖縄タイムスの記事を全文リンクします。「自民、意見書賛成せず/県議会での採択困難に」県議会最大会派の自民党は二日、文部科学省の教科書検定で沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に日本軍が関与したとする記述が、高校の歴史教科書から削除された問題に対する意見書で、「会派内で賛否が分かれ、意見が一致しなかった」として六月定例会で賛成しない方針を固めた。意見書採択は、全会一致が原則。最大会派が合意しないことで、六月定例会での意見書採択は厳しい状況になった。五月三十日に開かれた自民党の議員総会では「集団自決は歴史的な事実であり、多くの証言がある。記述を修正すべきではない」という賛成意見が出た一方、「軍命の有無が係争中の裁判で焦点になっている段階での意見書は司法への政治介入になる」という反対があった。中には「司法の判断が出ていない段階で、従来の記述を修正すべきではない」などとの賛成意見もあった。総会で賛否が分かれたことで、伊波常洋政調会長が県連役員らの意見を聞き取った結果、「議員総会で意見が一致できない状況では、意見書採択に合意できない」と判断した。同問題には、護憲ネット、社大結連合、共産党の野党会派は修正検定意見を批判。意見書採択を五月二十九日、具志孝助副議長に要請した。公明県民会議も賛成の意向だった。意見書を審議、採決するため今月六日を軸に調整されていた文教厚生委員会(前島明男委員長)の臨時委員会も見送られる可能性があり、開会を求めていた野党の反発は必至だ。(以上引用終わり)

さて、沖縄県の各市町村議会が次々に教科書検定に反対しているのに、肝心の県議会がこの有様でどうするのでしょうか。そもそも司法判断が出ていないと言いますが、係争中の一つの裁判のために教科書検定や政治の場が「配慮する」ということが今まであったでしょうか。靖国違憲訴訟中であっても、首相は「ちゃんと」参拝していたではないですか。違憲訴訟が係争中だから参拝は見送ると政府が判断したことがあるでしょうか。首相が「ちゃんと」参拝することが、裁判に大きな圧力になったのではないでしょうか。政府に都合の悪いことはねじ伏せる、その意気込みが今回の沖縄県議会の自民党議員の在り方にありありと現れています。