アセス準備書の内容

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現在公告閲覧されている環境影響評価(アセスメント)の準備書の内容は、極めて不誠実、非科学的なものとなっているようです。5400ページを一言で要約すると「ゼロオプションが無い(工事をしない選択がない)」、だそうです。

たとえば、

「ジュゴンについて」
・嘉陽に常駐確認できたのは本島全体でも古宇利の2頭と嘉陽の1頭のみで最小3頭
・建設予定海域には食(は)み跡がなかったから餌場への影響はない
・ジュゴンの複数年調査に関しては充分資料が揃ったので必要ない。1年で打ち切り。

「サンゴについて」
・施設建設によって消失するのは大浦湾の3.5%に過ぎない
・また、建設区域には注目されるサンゴはない
・波や潮の流れの変化はサンゴと関係なく、地形変化もない
・一部サンゴが消失しても移植により保全措置をとるので、十分に環境に配慮している

命も、シマも、自然も、人も・・全てを愚弄した書類です。

泡瀬の埋め立て強行の理由でもそうですが、本当にこんな内容で莫大な量の土砂を海に投入する工事の予測となるのでしょうか。調査した人たちの技量が疑われることは「もちろん」、それ以前に人間性が疑われます。「作業員たちも好きでやっているのではないし、命令された仕事なんだから」「毎日結構な金額をもらってチャーター船を出していた海人も生活があるのだから」等々、辺野古の阻止行動の人たちの優しさから出た言葉を聞いてきました。あくまでも人間として人間に対応して行きたいという阻止行動の崇高な理念です。しかしそれがどうでしょうか。この非人間的な内容の報告書は。私は作業に関わった全ての人たちの言い訳を拒否します。

もちろんやらせていた沖縄防衛局の責任は大です。その上でそれを根底から支えていたのは日本人全ての責任です。もちろん私も含めてです。